よくある質問

よくある質問

Q1 乳がん検診はされていますか?
はい、もちろん行っております。
当クリニックでは、触診と超音波による検査をしております。
子宮がん検診と同様、定期的な検診が必要です。

Q2 初めて婦人科を受診するのですが何か用意していくものはありますか?
保険証は忘れずにお持ち下さい。
服装はとくに何でも構いませんが、気になるようでしたらタイトではない膝丈くらいのスカートがおすすめです。
診察・検査によっては出血することもありますが、ナプキンをお渡ししますのでご安心ください。
基礎体温を記録している方は診断の参考になりますので、体温表もお持ち下さい。
婦人科受診1

婦人科受診2

婦人科受診3


Q3 子宮がん検診について教えてください。
子宮頸がんの大半でHPV(ヒトパピローマウイルス)の子宮頸部への感染が原因となっているようです。
このウイルスには特にがんの誘発に高いリスクのあるものがいくつか知られております。
感染が起こっても90%以上では免疫力で自然に治るのですが、ウイルスの持続感染が起こると注意が必要になります。

将来的には細胞診とHPV検出を同時に行う併用検診が行われるようになると思いますが、現在は細胞診による検診のみです。
公的補助のある検診は滋賀県在住ならどの地域にお住まいでも受診可能です。
高リスクHPV検査を希望される方は自費になりますが申し出てください。

Q4 子宮頸がんの予防ワクチンを受けたいのですが?
10歳以上の女性の方であれば接種することが出来ます。
0、1、6ヶ月後の3回、筋肉内に接種します。
このワクチンはHPV(ヒトパピローマウイルス)16型および、18型感染による子宮頸がん
(扁平上皮細胞がん、線がん)およびその前駆病変の予防に効果があります。

なお、安全性についてはまだ完全に解決されていませんので、現在当院では接種はしておりません。

Q5 子宮がん検診は何歳ぐらいで受診した方が良いのでしょうか?
一般的に20歳以降での受診が望まれます。
その理由は、前がん状態といわれる異形成という変化が、セクシャルデビューの若年化により若年の頃より持続し、長い年月を経てガンになるために少しでも早い段階で異常を発見するためです。
初期の異常では症状が出にくく、早期に見つかれば大きな手術をする必要もありません。

Q6 中絶手術は行っていますか?
現在、中絶手術は行っていません。

Q7 子宮内膜症について教えてください。
子宮内膜症は「子宮内膜あるいはそれと類似する組織が子宮内腔以外の部位に発生し増殖する疾患」と定義されています。

子宮内膜は文字通り子宮の内側を覆うように存在し、ホルモンの働きにより様々に変化します。
本来は子宮の内側にしか存在しないはずなのですが、なぜか子宮の内側以外の場所で内膜組織が出現して増えてしまう病気です。
原因については様々な仮説がありますが、確定的なことは解っていません。

子宮内膜症の頻度は高く、妊娠・出産が可能な年齢の女性のうち5~10%にのぼると言われています。
骨盤内の臓器(腹膜・卵巣や子宮など)にできることが大半で、強い痛み・臓器の癒着や不妊などの症状が出ます。

特徴的なのは月経痛で年齢とともに強くなる傾向があります。
病巣の範囲が広くなると月経時以外でも下腹痛・腰痛・性交痛や排便痛を起こします。

治療は、痛みや不妊に代表される症状の軽減・消失を目標として、薬物療法や手術など様々な方法が行われますが、患者さんひとりひとりの社会的な背景を充分に考慮した上で、治療法を選択する事が大切です。

Q8 更年期障害とは何ですか?
月経が終わる前後の5年間を「更年期」と呼びます。

女性ホルモンの分泌低下が身体にさまざまな影響を与えてきます。
加えてこの時期は、社会的には働き盛りで家庭や職場で精神的なストレスが増える時期と重なっており、精神的にも負担が大きくなります。

ホットフラッシュと呼ばれる顔のほてりや汗を主体に様々な症状が現れます。
更年期は誰にも訪れる身体の変化です。一人で悩まないで気軽に相談にいらしてください。

Q9 不妊症とはどんなことですか?
生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、性生活を行っているにもかかわらず妊娠に至らない場合に不妊症と診断します。

「一定期間」については諸説ありますが、2年というのが一般的です。
全夫婦の約10%が不妊症であると言われています。
不妊の原因は単一ではなく複数の因子が関係している事が多いため、系統的な検査を行い、原因を見つけ出す事が大切です。


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